ワルキューレ

4月12日(日)、新国立劇場。トーキョーリング再演です。よくまとまっていたと思います。ワルキューレの騎行。病院のERといった趣のこの場面には、初演の時やや戸惑った記憶もあるのですが、再演とあって今回はすんなりと受け止めることができました。 気になったのはジークムント役のエンドリック・ヴォトリッヒ。声量に物足りなさが残りました。声量…
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スティング with カラマーゾフ

17日(水)夜、家人とともにオーチャードホールで楽しみました。スティングがダウランドの曲を歌ったCDが以前出ましたが、今回はその曲目を中心にしたリサイタル。伴奏のリュートがCDと同じカラマーゾフ。 CDの多重録音によるコーラスをどうするのだろうと心配していましたが、ロンドンの古楽グループの男女8人が支えました。第一部ではこのグルー…
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知性がまたひとり

加藤周一氏が12月5日に亡くなりました。日本を代表する知性の一人だったと思います。小林秀雄氏はモーツァルトやドストエフスキーでしょうが、加藤氏が私にくださったものもすくなくありません。 加藤氏の著作に触れなかったとすれば、セザール・フランクの交響変奏曲の憂愁も、一休の漢詩の好色も、カルデロンの戯曲の無常も知らないままだったと思いま…
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ユダス・マカベウス

BCJのヘンデル・シリーズ。12月7日(日)、オペラシティで家人と聞きました。3時から、15分の休憩を2回はさんで約3時間半の長さですが、苦になりませんでした。これもBCJの集中力の賜物だと思います。 ソリストも高水準でしたが、とりわけ合唱の女性部がとてつもなく奇麗でした。旧約聖書のマカバイ記1とヨセフスの「ユダヤ戦記」に材をとっ…
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戦争と市民

坂手洋二作・演出の燐光群の芝居。11月29日(土)、下北沢のスズナリで見物しました。戦争と捕鯨と民主主義という三つのテーマをとりいれた、問題意識満載の直球勝負。坂手はますます頑張っています。 序盤はテーマ設定を紹介する短い幕が続きやや散漫な印象もありました。しかし、主演・渡辺美佐子さんの体験も取り入れたという「空襲劇」から、一挙に…
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十一月の歌舞伎座

11月24日(月・振休)、昼の部を見物しました。「盟三五大切」と「吉田屋」という取り合わせ。考えてみるとどちらも「なんなのそれ」という筋立てではあります。まあ、歌舞伎ということでいいじゃないですか。 三五大切では、源五兵衛の仁左衛門が、まあすっきりといい男ぶり。三五郎の菊五郎も悪党ぶりが「落ち着いている」とも妙な表現ですが、さすが…
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1945

10月25日(土)、世田谷パブリックシアターで見物。ロバート・アッカーマン率いる若手集団 ザ・カンパニーの公演です。芥川竜之介の「藪の中」の翻案で、舞台を敗戦直後の日本にしています。 闇市を動き回る群衆の処理の仕方が秀逸でした。激しい動きだけでなく静止するシーンも印象的。ただ、なぜ1945年なのか今ひとつ切迫性がないのが弱点でしょ…
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